上海ワールドカップ事情
日本の決勝トーナメント進出の夢はほぼ絶たれましたが、東京はW杯一色なのではないかと察しています。さて、こちら上海のワールドカップ事情。中国はW杯本戦にエントリーできていませんから、それほど盛り上がらないかと思いきや、関心は割と高いようです。といっても、ホワイトカラー層が中心です。Barが密集しているエリアは、毎晩観戦客でごった返しています。先日タクシーの運転手が、車内テレビ(上海ではよく見かけます)でW杯を放映していて、「お前をおろしたらさっさと家に帰って見るんだ」とも言っていました。私は日系企業に勤めておりますので、中国人社員に「今日は日本戦ですね。どこで観るんですか?」なんていう声をかけられたりもします。若者は誰かの家に集まって観戦しているみたいですよ。
先日のクロアチア戦。最大のBar密集エリア衡山路(へんしゃんるー)の屋外特設モニターで観戦しました。最近上海では各国首脳が集まっている関係上、テロの危険性が指摘されており、アメリカ人が集まるような場所には近寄らないように、領事館から指導が入っている状況です。衡山路のBarはアメリカ人をはじめ、白人が客層の大半を占めます。その日、店には自分たちのほか日本人は1人もいませんでした。街行く人にも日本人らしき人影は見当たりません。それもそのはず、日本料理店はこぞってW杯を中継し、駐在員家族や留学生が集まって「ニッポン」コールを送りながら観戦しているわけで、わざわざ白人に囲まれながら衡山路で観る必要はないわけです。店内は日本人にとって完全にアウェー。自分たち以外の全員がクロアチアを応援していると(最初は)感じていました。「君が代」斉唱の際は、屋外であることもあってか、音量が若干下げられました。いつしか自分自身試合に没頭し、川口のナイスセーブでガッツポーズを挙げたりしていました。店内には3割ほど中国人がいましたので、あんまり露骨に日本を応援するような態度を取ると襲われる危険性にも気づき始めました。ところが、川口のナイスセーブで喜んでいる中年中国人集団を見つけたのです。中国人の中にも、同じアジア人として日本を応援する人もいるんだなあ・・・と思っていたのですが、すぐにそんな思いはかき消されました。中国人はW杯賭博で盛り上がっていただけなのです。順当に行けばクロアチアの勝利は固い。そこでオッズの高い日本に賭けている人たちがいるわけです。その人たちは、私よりも、サッカー好きの白人よりも人一倍盛り上がり、攻防に一喜一憂していました。その光景を始めて目にする日本人は、中国人もサッカー大好きなんだ、と誤解してしまうのではないかと思うほどの大騒ぎでした。いずれにしても自分たち以外にも日本を応援する人がいたことで、それ以後は思う存分騒げました。ただし、日本人とバレていましたので、私たちのそばには誰一人寄り付きませんでしたが。。。












