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2006年6月 アーカイブ

上海ワールドカップ事情

日本の決勝トーナメント進出の夢はほぼ絶たれましたが、東京はW杯一色なのではないかと察しています。さて、こちら上海のワールドカップ事情。中国はW杯本戦にエントリーできていませんから、それほど盛り上がらないかと思いきや、関心は割と高いようです。といっても、ホワイトカラー層が中心です。Barが密集しているエリアは、毎晩観戦客でごった返しています。先日タクシーの運転手が、車内テレビ(上海ではよく見かけます)でW杯を放映していて、「お前をおろしたらさっさと家に帰って見るんだ」とも言っていました。私は日系企業に勤めておりますので、中国人社員に「今日は日本戦ですね。どこで観るんですか?」なんていう声をかけられたりもします。若者は誰かの家に集まって観戦しているみたいですよ。

先日のクロアチア戦。最大のBar密集エリア衡山路(へんしゃんるー)の屋外特設モニターで観戦しました。最近上海では各国首脳が集まっている関係上、テロの危険性が指摘されており、アメリカ人が集まるような場所には近寄らないように、領事館から指導が入っている状況です。衡山路のBarはアメリカ人をはじめ、白人が客層の大半を占めます。その日、店には自分たちのほか日本人は1人もいませんでした。街行く人にも日本人らしき人影は見当たりません。それもそのはず、日本料理店はこぞってW杯を中継し、駐在員家族や留学生が集まって「ニッポン」コールを送りながら観戦しているわけで、わざわざ白人に囲まれながら衡山路で観る必要はないわけです。店内は日本人にとって完全にアウェー。自分たち以外の全員がクロアチアを応援していると(最初は)感じていました。「君が代」斉唱の際は、屋外であることもあってか、音量が若干下げられました。いつしか自分自身試合に没頭し、川口のナイスセーブでガッツポーズを挙げたりしていました。店内には3割ほど中国人がいましたので、あんまり露骨に日本を応援するような態度を取ると襲われる危険性にも気づき始めました。ところが、川口のナイスセーブで喜んでいる中年中国人集団を見つけたのです。中国人の中にも、同じアジア人として日本を応援する人もいるんだなあ・・・と思っていたのですが、すぐにそんな思いはかき消されました。中国人はW杯賭博で盛り上がっていただけなのです。順当に行けばクロアチアの勝利は固い。そこでオッズの高い日本に賭けている人たちがいるわけです。その人たちは、私よりも、サッカー好きの白人よりも人一倍盛り上がり、攻防に一喜一憂していました。その光景を始めて目にする日本人は、中国人もサッカー大好きなんだ、と誤解してしまうのではないかと思うほどの大騒ぎでした。いずれにしても自分たち以外にも日本を応援する人がいたことで、それ以後は思う存分騒げました。ただし、日本人とバレていましたので、私たちのそばには誰一人寄り付きませんでしたが。。。

燕京(イエンジン)ビール

yianjin.jpg
今度は北京のビールの紹介。中国を中心とする華北地方で最も
メジャーなビールは「燕京(イエンジン)ビール」です。北京は昔
「燕京」と呼ばれていたので、さながら「江戸ビール」といったところ
でしょうか。2008年の北京五輪に向けて街や交通網の整備が急
ピッチで進められています。北京五輪のワールドワイドスポンサー
ビールはバドワイザー(百威バイウェイ)ですが、ドメスティックスポ
ンサーには、青島ビールとこの燕京ビールが名を連ねており、両者
のラベルには五輪マークがプリントされています。同業種3社が公式
スポンサーなんて世界ではあり得ない話。まさに中国らしい事象です。

ハルビンビール

harubin.jpg
中国のビールを順次紹介していきます。
まずは、ハルビンビール。ご存知東北地方黒龍江省のハルビンの
ビールです。味は、中国のビールに共通して言えることですが、
バドワイザー系の薄味。炭酸も弱めです。サントリーのプレミアム
モルツが日本のビールでは一番うまいと思っていた自分ですが、
先日プレミアムモルツを買ってきていただいて飲んでみたところ、
すっかり味覚が中国人になってしまっていてしつこい。濃い、苦い。
中国のビールは朝から晩まで水のように飲むことができていいですよ。
スッキリします。まさに渇きを癒す飲み物です。中瓶で2~5元(30円~75円)。
このハルビンビールは東北料理系の店に行けば上海でも飲むことが
できます。上海で最もメジャーなビールと言えば・・・青島ももちろん
そうですが、それよりもプレゼンスが大きいのは「三得利」。サントリー
です。ある中国人と日本人が「三得利」が中国の会社か日本の会社
かで口論になったとか。。。それぐらい「三得利」は中国に根付いています。
日本のビール会社は各社中国に参入していますが、大成功しているのは
サントリーのみ。ついで麒麟、朝日、札幌という順です。「三得利」という
ネーミングは、メーカー・小売・お客様の三者にご利益がありますように、
という縁起のいいネーミングで、これも中国人のハートをくすぐっているの
でしょうか。

ラーメンの話

200506-143401.jpg
長いこと忙しくてブロギングをさぼっていましたが、再開します。
まずは、すごくうまいラーメン屋の話。場所は、太原路×建国西路
の「河南拉麺」。この名前、店名なのか、河南拉麺というラーメンを
出すのかは定かでないが、おそらくは後者。ラーメンはカレースパイス
風味の汁。自分はこのラーメンよりも汁なしの伴麺が好き。特に、
葱油伴麺が絶品。価格は2.5元(日本円37.5円)。1.5人前で3元(同45円)。
ビールも中瓶3元。中国人は常温のビールが好きなので、必ず「冷えたの!
(ビンダ!)」と注文しなくてはならない。仮に2人でビール2本、伴麺2杯で
会計は11元。現在タクシーの初乗りが11元です。まあこの旨さは食べて
みないとわかりませんよ。店内は相当汚いので、潔癖症の方は苦しいかも。
ぶっきらぼうな店員さんが、24時間ひたすら店頭で麺を打って、引いています。
ところで拉麺の「拉」という漢字、中国では「引く」という意味なのです。引くべき
扉には「Pull」ではなく「拉」と書かれています。つまり、拉麺とは、ゆでたまごの
漫画「キン肉マン」でラーメンマンがブロッケンJr.を引き伸ばして折りたたんでい
ましたが、まさにそうやって作るものだ、ということがこの漢字から読み取れます。
実際にそうやって作られています。

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06年3月より上海勤務になった、愛とスケベに生きる広告代理店マン。
現在の悩みは中国にいると大好きな格闘技の情報が入ってこないこと。

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