2005年10月28日 金曜日
時代は萌え系から伊良部系へ 「銀盤カレイドスコープ」を見よ
なんだがアニメ界は相変わらず
萌えだ癒しだ
のオンパレードですな。いささか食傷気味です。
といっても変に気取った
フジテレビ木曜日深夜の路線
にも虫唾が走りますが。
と、そんなときにいいのが始まりましたぜ。ダンナ。
それが
「銀盤カレイドスコープ」!!!!
放送はテレ東の土曜日の深夜二時過ぎとかです。
・・・って誰が見るんだよ!
かくゆうオレも
「やりすぎコージー」(寺門ジモンを本気で嫌がりながらも筋肉を見せられた途端に目がハートになった大橋未歩に爆笑)
を見た流れでダラダラとテレビを付けていたら
タマタマやっていたのを見ただけですからね。
完全にノーチェックでした。
そりゃ、そうだ。
タイトルからして、やる気のかけらもないからなあ・・・。
で、どんな内容かというと・・・。
伊良部(元メジャー)が美少女になったと思いねえ。
・・・まあ、想像しにくいだろうけど・・・。
「16歳のフィギュアスケーター桜野タズサは、
自他共に認める100億ドルの美人だが、愛嬌はゼロ。
期待の実力派のはずが、試合で結果が出せない彼女に、
ある日、カナダ人少年ピートの幽霊が取り憑いてしまい大混乱!
さらに減らず口が災いし、
強烈なマスコミの集中砲火を浴びるタズサに、
トリノ・オリンピック出場権を勝ち取ることが出来るのか・・・?
フィギュアスケート界を震撼させる
性悪ヒロインの最凶伝説がいま始まる!」
(テレ東のホームページより引用)
全盛期の千葉すずに桑田と伊良部を足したような感じとでもいいましょうか
・・・完全に視聴者の感情移入を拒否していますな。
味噌なのは
「自他共に認める美人で天才」
というところ。
普通、この手のスポ根アニメ(「エースをねらえ」~「カレイドスター」)というと、
「自分の才能に無自覚な普通の女の子が周りに助けられながら
一流への階段を上っていく」
というのが基本ですが、
このヒロインはいきなり一流ですからね。しかもそのことを鼻にかけている。
プライドが高く傲慢だから友達もいない・・・。
いや、むしろストイックに自らの道を進んでいるから、あえて周囲を避けているのかも。
というと伊良部というよりは広島の前田か・・・。
で、オレはこういう女の子が大好きなんだな。自分に自信を持って突き進むストイックな女が。
もう一つの味噌は幽霊のピート。
この手の設定だと
「ヒカルの碁」
を思い出すけど、彼に取り憑くのは碁の天才の霊だったからね。むしろ歓迎するものだった。
「カレイドスター」
のヒロインに取り憑いた精霊も良きアドバイザーだった。
が、このピート。
ただの陽気なカナダ人なんですよ。つまり役立たず。
タズサからすると
迷惑なだけ
なんです。
しかも、霊とは感覚を共有している。見るもの感じるもの全て。
だから、風呂に入るときも着替えるときも目隠ししないといけない。
ただ、普通のヒロインなら上手く折り合いをつけるんでしょうけどね。
何せ女伊良部な「性悪ヒロイン」ですから。
ピートにひたすら嫌がらせを繰り返すんですよ。
熱湯風呂に入ったり、
タバスコ一気飲みしたり、
壁に頭打ち付けたり・・・
自分も同時に苦しむことを引き換えに
陽気なカナダ人をイビる邪悪な笑顔に頭が下がります。
でも。傍から見ると、
ただ自分を苛めているようにしか映りませんから。
「オリンピックのプレッシャーで気が狂った」
とさらに周囲から距離を置かれてしまいます。
・・・というのが第一話。
で。第二話はさらに強烈だった。
いや、アニメ史上のみならずテレビ史上に残るものだったといえよう。
陽気なカナダ人と感覚を共有するタズサ。
つまりプライベートが全く存在しない。
そんな彼女の最大の問題は
・・・・・・・排泄!
そう。あのトイレで排泄する感覚まで共有しているんです!
プライド高き16歳の美少女には
耐え難い生き地獄
でしょう。
だから、彼女はひたすら我慢するのです。排泄を。
が、一方で。タズサはピートの最大の弱点がトマトだということを発見します。
女伊良部が黙って見過ごすはずがありません。
早速、大量に買い込んでむさぼるようにトマトを食うは食うは。
もちろん、周囲は蒼ざめた顔でその奇行を見て見ぬフリです。
苦しむピート。勝ち誇ったように笑うタズサ。・・・しかし。
トマトを食べれば食べるほど、ずっと我慢してきた便意が・・・!
それでも彼女は食べ続けます。凄まじい便意と戦いながら。
その自らを顧みないストイックなまでの悪意は崇高ですらあります。
そして、クライマックス。
ライバルスケーターとの対談でプライドをぶつけ合うタズサ。
決まった!
と思ったその瞬間・・・
問答無用の便意
が襲い掛かってくるのです!
何もかも忘れてトイレへ駆け込むタズサ!
そして・・・黒バックの画面に水洗の音をBGMにしながら
テロップが淡々と流れます。
「桜野タズサ 16歳 彼女はこのとき、一番大切なものを失った」
・・・狂ってる!
ただ、こういう風に書くととんでもない
変態アニメ
が展開されているように思われるかもしれませんが。
描き方は至ってシンプル。絵も
な、いかにもなテレ東の女の子向けアニメな感じですし。
だから、なんとなく爽やかなんですよね。
コミカルで楽しい、というか。
それだけに、よく見ないとスルーしてしまうんすよ。
一見、凡百の代アニ系アニメ、と思って。
でも。
それでは、あまりにもったいない!
狂ったことを狂って描くのは簡単ですが、
狂ったことを楽しく爽やかに描くのは大変なことだと思います。
この演出家(タカマツシンジ)の力、なかなかのものですよ。
しかも、脚本には中瀬理香が絡んでいやがる。
「フルーツバスケット」とか「カレイドスター」(!確信犯だったのか)とかで泣かせる話を書いてるんだよなあ。ちなみに昨年の春日アカデミー賞の最優秀脚本賞作家です。
・・・オレの琴線に触れるわけだ。
まあ、とにかく。
「伊良部系美少女の誕生」
という伝説が始まる瞬間に、みんなで立ち会おう!
土曜の丑三つに・・・。
投稿者 フニャ夫p : 17:13 | コメント (2) | トラックバック(0)
2005年10月25日 火曜日
哀戦士
プライベート関係では
ほとんど用をなしていないことで有名なオレの携帯だけど。
ここのところ忙しかった仕事も
「待ち」
の状態が続いて・・・。
なんと
一週間に亘って通話着信がなかった!
久しぶりにかかった電話も、もちろん
仕事の打ち合わせ。しかも。
メールでやりとりしていたのを無理に
電話でお願いします
と頼んでのこと。
結構、着メロとか凝ってみたんだけどなあ。
ちなみに。
10月の第ニ週の着信履歴は
全員、50歳以上
でした・・・。
投稿者 フニャ夫p : 16:49 | コメント (0) | トラックバック(0)
2005年10月19日 水曜日
巨乳の彼方に故郷を見る
![]()
どうも。久しぶりに更新します。
で早速本題。
男が最も純粋な気持で見るものといったら
それは・・・
AV
ですよね。目的は一つですから。
童心に帰って、日常を全て忘れて、
欲望のままに妄想に身を任せる・・・・。
しかし。
そんな時に、全く予期せぬ映像が飛び込んできたら。
あなたならどうします?
見たくも無い、思い出したくも無い過去がそこに映し出されたら・・・。
そんな作品がこれ。
川島和津実です。
同年代の方(30半~20後半)でお世話になったのも多いと思われる伝説のAV女優の作品です。
内容は義理の兄貴に恋してしまう女の子の話なのですが、
そんなことはどうでもよく。
問題なのは・・・。
ロケ地が俺のいた小学校・中学校の周辺なんですよ!
廃墟のような水道塔。
好きだった女の子が住んでいた高層マンション。
そうそう、あの公園では番長風の男にリンチされかかったこともあったか・・・。
どこまでも続く都営住宅の殺風景な軒並。
ひっそりと佇む写真屋。
試合中の長州力やサムソン冬木の写真を現像に出したら、熟女ヌードと勘違いされて説教されたこともありましたね。
あの空き地は・・・たしか相場君の家だったはず。近くにスーパーが出来てから奴の酒屋には客が全く来なくなっていたのを知っていたが、そうか・・・。
奴からは根津甚八とか緒形拳とかの余ったポスターを分けてもらったりしたなあ。そういえば、早朝のゲーム番組にも出演したりして。江戸屋小猫と競演した奴の勇姿・・・。
成績は学校でトップだった俺は、教師とモメたせいで(合唱コンクールの指揮者を俺にやらせようって考えがそもそも間違いなんだよ!)内申書にオール1をつけられて国立受験を諦めたんだよな。で、何もかもが嫌になって引きこもって。成績もボロボロになって。俺に期待をかけてくれた塾の先生を泣かせたっけ・・・。
一緒に仮面ライダーの怪人とかリック・フレアーの魅力を語り合った斎藤は今頃なにしているんだろう。プロレスラーになりたくて体鍛えたけど背が伸びなくて。俺の無駄に高い身長をうらやましがっていた。あのときは本当に入れ替わってあげたいと思ったね。貸した長州力の自伝本、まだ返してもらってなかったな。
なんでAV見ながらそんなこと思い出さなけりゃいけないんだよ!
・・・と、何だか変にノスタルジックな気分になってしまいまして。
本来するべき作業が全く進みませんでした。
このAVを見たのが大学一年の時。
当時、この間亡くなった石井輝男監督のプロダクションで働いておりまして。
その劣悪な仕事環境とチマチマした人間関係でストレスを溜め込んでいた俺を癒してくれたのが
川島和津実
でした。
ミルキーな巨乳にピュアな笑顔、透き通るような白い肌。
まさに天使でしたね。ええ。
彼女の作品の特徴は、絡みはソフトでドラマ部分が多かったということ。
昔ながらのアイドルAV女優路線の王道でした。
英知出版が一押ししていた娘だっただけに当然のことなんですけど。
ただ彼女の場合、一般のアイドルとしても十分に通用するルックスでしたからね。
逆にそのソフトさが良かったりもしました。
服を着ているシーンを早送りしなかったのは後にも先にも彼女だけでした。
可愛かったんですよね。ロケーションを多用した背景に佇むセーター姿の彼女が。
映像もエロというよりは、リリカルな感じで。とにかく綺麗だった。
どぎついエロが展開されて、背景はあくまでも背景
という最近のAVみたいな無機質な画面だったら何とも思わなかったんでしょうけどね。
あの町でロケが行われていたって。
それが、変にキラキラと撮られているもんだから・・・
キュ~ン
と来ちゃったんですよ。
だいたいあそこに住むようになったのは、
前に住んでいた所で学校・町ぐるみのヒドいイジメに合ったからですからね。
暗い思い出が封印されている場所なんです。
まさかそこに下半身丸出しの姿で再会することになろうとは。
石井監督との理不尽な仕事で疲れきった俺の体と心に、嫌な記憶が駆け巡りました。
天使の笑顔もミルキー巨乳も目に入りませんでしたよ。
見えてくるのは、あの忌まわしい町並ばかり。
気がついたら泣いてましたよ、俺。下半身丸出しで。
画面の中では川島和津実が
「お兄ちゃーん」
とか言って気持ちよさそうにヨガッているのに・・・。
まあ何でこんな話を思い出したかというと。
この間、石丸電気のポイントが貯まったので、何枚かDVDを買ったんです。
で、その中の一枚が川島和津実のだったわけ。
まさかそれがよりによって・・・。
DVD化するときにはビデオの時とタイトルが変わることが多いですから。
そりゃ、気づきませんよ。
久しぶりに天使の笑顔に癒してもらおうと思ったら、
あの光景がまたしても飛び込んできてしまいまして。
ただ、いつまでも過去から逃げていたらダメですからね。
久しぶりに行ってきました。西戸山。
完全に変わっていましたね。風景が。
都の再開発とやらでほとんどが空き地になっていました。
同級生の住んでいた家々はどこにもなく。
昔、よく通っていた美味しい蕎麦屋と中華屋に立ち寄ったんですが、
ゴーストタウンですから、客が来ないんでしょう。
野菜がふんだんに使われていた名物の冷やしたぬき蕎麦にはナルトが一枚あるだけ。
肉野菜炒めのキャベツはシンだけで、しかも量も少なかった・・・。
いや、それ以上に、ここに人がいた、あるいは入ってきそうな気配がない。
今、目の前に置かれた食べ物すらかすかにしか見えない薄暗い電灯とか。
とにかく冷たいんですよ。空気が。前の賑わいを知るだけに、なんだか・・・。
あの高層住宅だけが変な威容をたたえて、そびえていました。
でも。
あそこに住んでいた彼女も俺と同い年だからなあ。もう肌が水を弾かなくなっているんだろうなあ。
最低限、もう
美少女
でなくなっていることだけはたしかですよね。
暗闇の野球場の向こうを走る山手線の音が空しく響いていました。
投稿者 フニャ夫p : 14:46 | コメント (2) | トラックバック(0)
2005年10月05日 水曜日
我が青春の残滓 「ラブひな」な・・・
「俺には夢とか妄想しかない!」
まあ、普通はそんな男に付いていかないよな。
でも、この言葉にグラッと来ちゃう女がなぜかいたりして・・・。
というわけで今回はアニメ版「ラブひな」について。
この数ヶ月、CSのATXで再放送をやっておりまして
今月からはキッズステーションでも始まるようです。
・・・相変わらず人気みたいですね。
平均視聴率2%のこのアニメを初めて観たとき、
とても、痛いほどにこの世界の奥底にあるものが理解できました。
そして、この間の再放送でも、つい泣いてしまいました。
(あんないい加減なラブコメで、なぜと思う方も多いことでしょうが)
それは・・・
俺が
①主人公と同じ「(大した根拠もないのに)東大を目指す浪人生」だったから
②ヒロインの「なる」を演じる声優・堀江由衣が俺と同じ乙女座のB型で年齢も一つ違いだから
などがありますが、それよりも何よりも・・・・
原作者の赤松健が俺の高校の先輩なんですよ!
なんかそんな予感はしてたんですよね。初めて観たときから。この作者は俺と同じ空気を吸って育ったんじゃないかな、って。ロッテの工場から流れ込んでくるあのガム臭い空気を・・・。だから高校時代からの友人にそのことを聞いたときは、やっぱりな・・・・と肩を落としたものです。
私立海城高校。
一応、東大合格者ベスト10に毎年名を連ねる、都内有数の進学校のようです。
で、この高校。学生は四層に完全に分かれておりまして・・・
①軟派・軽薄な奴(バンドとかバスケとかしてる)
②硬派・熱血漢(柔道・野球。トランクス姿で授業に参加)
③ガリベン(基地外じみた勉強量。オウムとの関連も)
④奇人
他校に比べて珍しいのは、④に属する人間が以外と多かったことです。
・後藤田正晴の肖像画を書いて本人に持っていった奴とか
・教育実習の女子大生と埋蔵金を掘りにいった奴とか
・修学旅行のバスの中で突然、「霧の摩周湖」歌いだした奴とか
・「っポイ!」のクリアファイルの中に自民党の派閥系譜図を入れていた奴とか
・「彼女と撮った写真を見せる」と卒業アルバムを持ってきた奴とか
・勃起したポコチンを石膏で形どって石造を作って飾った奴(しかも途中で萎えたらしく、その力無い姿を満点の下に晒した)とか
・東大を受験する理由が「ゴジラ細胞を開発するため(本気で)」だった奴とか
・重度のヤク中で、皇居前に陣取るフジモリ大統領のSPに注射器売っている場所を聞いた奴とか
・両国予備校の寮を脱走して、以来、失踪した奴とか
・「これがKGB殺人術だ!」とかいう本を見ながら、タドタドしい動きでコマンドサンボごっこを本気の顔つきでやっていたパソコン部員たちとか
・剣道の授業で「ドクターストップ勝ち」を収めたプレスリー似のレイプ魔とか
・「人間誰しもいいところがある」と演説した教師にわざわざ呼び出されて
「さっきはそう言ったがな、お前にはいいところはない」と言われた奴とか
・・・・・・。
で、③④の層は多数派を占める①に一緒にされて言われなき差別を受けてきました。で、こっちもこっちで①とか②の奴らを心の底から軽蔑していましたからね。とにかく奴らの対極を行こうと。
そうなると、当然のごとく「モテ」からは遠ざかるわけでして。
で。高校三年間「モテ」から遠ざかり続けた③④の男たちの考えは単純至極。
浪人デビュー!
パッとしない田舎者が上京して「モテ」を気取る「大学デビュ-」の浪人版です。
我が高校の最大の特色は「浪人して東大を目指す奴」が極端に多いこと。
駿台の「東大スーパーコース」では最大の人口を誇りました。
ええ。予備校は共学ですからね。いろんな女の子がいれば、その分、いろんな出会いがあるだろうと。
で、結構な数の同志が①に転向していきましたね。
昨日まで
「ポンセが・・・」
とか
「ライガーが・・・」
とか言っていたボンクラが急に
「アニエスbが・・・」
に変わりましたからね。で、女ってバカなんでしょうね。①に転向したら急に彼女が出来てましたから。
で。本当に純粋な④の「タクシードライバー」な俺たちは我が道を押し通しました。バカ女とも関わりたくなかったし、①が憎くて仕方なかった。あいつらの真似をするなんて恥ずかしいことは出来ない、と。
そして何よりも。
「こんな俺でも分かってくれる女はいるはずだ・・・だって、こんなに、ここには女がいるんだから」
・・・・。ええ。もちろん現実はそんなに甘くなかったです。
「夢と妄想しかない」
男になる以外にありませんでした。そして、そんな男を受け入れてくれる女を夢想するしか・・・。
パソコン部部長という④の頂点におられた赤松先生もきっと、そうだったのでしょう。東大受験に失敗して浪人しておられたようですから。
そのあとの経歴も結構近いものが・・・。
赤松氏は二浪。俺も二浪。
孤独なもんですよね。二浪目は。周りの浪人仲間はみんな大学生活を満喫しているし、予備校は年下だらけだし。罪悪感すら感じました。後ろで笑い声が聞こえたら、俺を笑っているんじゃないか、とか。
で、挙句の果てに赤松氏も俺も二流私大ですからね。
だから、よく分かるんです。「ラブひな」が。痛いほどに・・・。
「愛し合う二人が東大に行けば永遠に幸せになれる」
という、一般的には理解不能な誓いとか、
「東大なんて早く諦めろ」
と親に言われるキツさ(普通の下らないテレビドラマだと、親に無理矢理受けさせられるというのがパターンだが、逆の現実もある)とか、
先に妥協して私立大学に行った浪人仲間に街であったら、コソコソと隠れたりとか。
模試の判定が出た帰りなんて、本当、あんな感じでしたよ。この世の全てが終わったような。
・・・あの主人公は、まさにあの頃の俺そのものでした。あれはギャグでもラブコメでもなんでもない。リアルそのもの。経験した者でないと書けないよ。あれは。赤松先生の青春時代もきっとキツかったんでしょうね。
先日も「ラブひな」の再放送を観ながら、胸をかきむしられるような熱い涙を流したものです。特攻隊映画を観たときの帝国軍人みたいなもんです。
「ラブひな」の良いのは、そういった厳しい現実が甘い妄想と仲良く同居している所ですね。普通なら、
「現実は無視して甘い妄想の世界だけを描く(最近の‘萌え‘系はみんなこれ)」
とか
「妄想の世界で得た力で現実に立ち向かう(「ローゼンメイデン」がそうでしたね。代表的なのは「千と千尋」か)」
とか、妄想はあくまでも現実とは異世界だ、とするところでしょうけど。
でも、「ラブひな」では妄想を
「自分たちの帰るべき場所」
として、現実の中の一部に位置づけているんですよね。あるいは、現実をも包み込むもっと巨大な価値観というか。妄想の延長線上に東大がある(「タッチ」の「甲子園」みたいなもんだ)。
しかも登場人物たちが、自分が「妄想」に生きることを確信犯としてやっている。結構、覚めているんだ。
そこが格好いいんですよ。無意識にそれをしたら全共闘になっちゃうもんね。「共同幻想」か。気持悪い。
訳の分からない評論家が
「最近の若者は現実と空想の区別が付かない」
なんて言っているが、実はそうじゃない。区別した上で、空想の世界をリアルに構築しているんだ。
「妄想で何が悪い! 妄想しかないんだよ!」って。
で、それが現実をブチ壊していく、と。「マトリックス」ですな。
・・・・職業柄、つい熱くなってしまいました。
ただ、忘れてはならないのは、
「思い出はいつも甘い逃げ場所
だけど断ち切れ明日を生きるため」
(主題歌「サクラサク」より、詞・岡崎律子)
ということ。やっぱり現実でキッチリ前に進まないとダメだよね。
「妄想」を見事に売り物にした赤松先生は、漫画家として成功して「幸せ」になりましたとさ。
で。俺は。
まだ
「夢と妄想しかない男」
でーす♪
投稿者 フニャ夫p : 18:04 | コメント (8) | トラックバック(0)
2005年10月03日 月曜日
カリブの狂犬、再び
なんか画像フォルダを整理していたら少し気になるのがあったので上げておきます。
このピッチングフォーム、前に読売にいた
ガルベス
の投げ方に似ていませんかね。
審判に剛速球を投げつけた狂犬と上戸彩の間にどれだけの関係があるのかは知りませんが。
まあ、あえて言えばオロナミンCですか。何せ
「小さな巨人」
でしたからね。オロナミン。
いや、ただそれだけの話です。すみませんでした。
投稿者 フニャ夫p : 18:06 | コメント (1) | トラックバック(0)
2005年10月01日 土曜日
デート映画特集!
![]()
なんか、性懲りも無くやってますね、「東京一週間」。
「デート映画特集」だそうな。わぁーっ! 楽しそうだなあ。
・・・・・・という訳で負けじと俺も。
俺が最初に女の子と映画に「デート」として行ったのは高校二年生のときでした。
行った映画は
「ブローン・アウェイ~復讐の序曲」
・・・・・・。当時から相当なダメ人間でした。
ちなみにそれ、こんな映画。
元IRAの爆弾テロリストが敵味方に別れての息詰るアクション!
主演はジェフ・ブリッジスとトミー・リージョーンズ! ・・・・いい映画だったのになあ・・・・。
興奮した面持ちで劇場を出た俺と正反対の表情の彼女は、そのままどこかに消えていきました。
・・・・。だってしょうがないじゃない。
「どんなのがいい?」
って聞いたら
「何でもいいよ。今一番オススメのやつ」
って言うから連れて行ってやったのに。
当時、俺の中で大ブームだったんだよ、IRA映画が!
ミッキー・ロークの「死にゆく者への祈り」とかニール・ジョーダンの「クライング・ゲーム」とかマイケル・ケインの「鷲は舞い降りた」とか・・・・。小説もジャック・ヒギンスばっかり読んでいたし。
そういう中で、この男臭い二人が爆弾魔ですよ。そりゃ、オススメに決まってるじゃないですか!
まあ、たしかに本当の意味でのオススメは別にあったような気もします。でもね、公開時期は異なるけど、たとえば「レオン」とか「ギルバート・グレイプ」とか「エド・ウッド」とか本当に好きな監督とか俳優のやっている映画って一人で観てシンミリと泣きたいんですよ。
それにね、当時から「映画に詳しい男」というレッテル貼られまくってましたからね。普通の感動作に連れて行くのはプライドが許さなかったというか、後々ネタにしたときの楽しさを選んだというか。
とにかく考えすぎてヒネり過ぎて、結果として途方も無く悲惨な結果になる以外になかったですね、俺のデート映画は。
ようするにデート映画っていうのは「夜景」とかと同じでスムーズにホテルへ連れ込むためのムード作りに過ぎないわけですよ。当たり前の話だけど。ようはロマンチックな気分ですよね。
それがトミー・リーだジェフ・ブリッジスだというテレ東臭の強いオッサンの爆弾映画だもんな。これで股間を濡らす女子高生がいたら・・・・それはそれで困り者ですよね。
ただ、そこに至った俺の心も少しは理解してほしいとは思いましたが、今は完全に諦めました。
で、結局。その後も女どもは俺のことを「映画に詳しい男」と思ってデートで映画に行こうと言うし、俺は俺でヒネり過ぎるし・・・・自爆ばかりの十代後半から二十代前半でした。
女を連れて行った「デート映画」を思い出すままに並べてみると・・・・。
「スタンダール・シンドローム」・・・女と行くならやっぱりホラーとどこかで聞いたので、俺が大好きなイタリアン・ホラーの巨匠ダリオ・アルジェントの新作に連れて行きました。ほら、「サスペリア」とかって少女マンガぽいし。・・・・ところが。監督が実娘アリシア・アルジェントにジュゴンとか気持悪いものを次々と触らせていくだけ、というただの変態映画でした。
「アタック・オブ・ザ・キラートマト」・・・デカいトマトがスーパーで人間を襲う映画です。当時はまだ「おバカ映画」だとか「悪趣味映画」だとかいう、この手の映画を一般人でも楽しめる入り口はありませんでしたからね、キツかったようです。
「マングラー」・・・ダメだな。このタイトルだけで最低だもんな。入り口でポスターを見た彼女の顔が民主党の岡田代表みたいになっていたのを思い出します。悪霊に乗り移られた洗濯機が人間を襲う映画。原作はスティーブン・キングで監督は「悪魔のいけにえ」「スペースバンパイア」「ポルターガイスト」のトビー・フーパー。映画館はガラガラでした。前の方でもう一組のカップルがモロにSEXをしていて気まずかったのを思い出します。
・・・・なんだか空しくなったので、ここまでにしますが。
なんか、バカ・ホラーばっかだな。こうしてみると。
そういえば「デート映画」で思い出すのは高校の同級生の佐々木君。こいつは頭のネジがかなり緩んだ男で、浪人時代にはソープの待ち時間に「出る単」とか「英頻」とかをやっていた強者でした。で、このバカが高校一年の時に女を家に呼ぶことになりまして。俺に相談してきたんですよ。よりによって。
「春日さ~、映画詳しいんだろ~? でさ~今度、女と部屋でビデオみるからさ~、なんかいいの紹介して~」
「いいの」って言われましてもねえ。いくら「仁義なき戦い・代理戦争」がいいと思っていても、さすがにねえ。
「いや、とりあえず面白いのでいいからさ~」
「面白い」と言われてもいささか広うござんす。
「あ、そうそう。笑える奴がいいな~。えっへっへ~」
なら、お前の顔があれば十分だよ! 足の裏みたいな顔の上に女性器みたいな髪が乗っかっているんだから。で、なんかムカついたので、当時俺が一番「笑える」と思った映画「サボテンブラザース」を紹介してやりました。
スティーブ・マーティンとかチェビー・チェイスとかが売れないコメディアンに扮して、メキシコの貧村を山賊から守る映画です。「ギャラクシー・クエスト」の元ネタになった西部劇コメディで、今ではこの手の映画の古典なんですが・・・・。
週明けから彼、全く口をきいてくれませんでした。奴の部屋で一体、何があったんでしょうねえ。
ただこの男、ソープの待合室で勉強した甲斐あってか見事に一橋大学に入学したんですよ。今頃は官僚にでもなって高級ソープの待合室で予算案でも作っているのでしょうか。そういえば、こいつの姉が、このバカにウリ二つの「足の裏みたいな顔」で、「佐々木の姉ちゃん」というだけでギャグが成立したのを思い出します。
投稿者 フニャ夫p : 15:21 | コメント (2) | トラックバック(0)
