#34 2005年8月8日発売号
みなさんは「いちご100%」というまんがをご存じでしょうか?
普通のビジュアルのくせに異常にモテる真中という映画監督を目指す高校生が主人公の学園恋愛モノです。
そいつは「学年で一番かわいい」レベルの女の子たち3人からあからさまな好意をよせられていて、その子たちに映画の撮影だからとか言っては、露出度激高のコスプレをさせたり、合宿で山で遭難しては裸で抱きしめあったり、路地裏で急に胸をギュウギュウ押しつけられたりなんかとかしつつ、それでもなんだかパっとしない表情をしながら日々暮らす男です。
全ての高校生男子の「男の夢」を体現しまくってるくせに、なんだか夢とか屁理屈とか考えすぎとかを優先しすぎて、その状態を心から楽しむ事がないまま、今週号で泉坂高校を卒業しました。
来週クライマックスなんだそうです。
ホントに毎週毎週ユージューな真中の行動にはあきれかえっていました。
「DT(童貞)っぽすぎるよ。真中!」電車でトイレで会社で、心の中で何度そう叫んだ事でしょう。
「DTの頃の心意気」は男として絶対に忘れてはいけないものですが、現実の生活の中にリアルDTがいると、すごくイライラすることが多いです。僕にとって、ジャンプはほとんど現実です。つまり真中は毎週たまるストレスでした。
せっかくなのでDTのここがいやだ。という事をリストアップしておこうと思います。
○DTの女性との距離感
DTは女性との距離感のつかみかたを知りません。
ボーリングでDTがストライクをとったときにみんなでハイタッチで待ってるのに、男だけにやって女の子にはやらなかったり。
男女混合でしゃべってるのに、下ネタのレベルが「男だけの時」ぐらいの「生さ」だったり。
しかも女の子がその下ネタの意味がわからなくて聞いてきたときに、「それはね、アソコに毛がないっていう意味だよ。ゲヒヒヒ」と異常なまでの下品さで言って場をドン引きさせたり。
みんなはTシャツなのにキャンプとかでは「野生でたくましい自分」をアピールするために常に上半身裸だったり。
人間は距離感で生きているわけじゃないですか。DTには圧倒的にそれが足りないです。
○次の段階のDT
DTにも年季が入ってくると、ステップアップの時がきます。ネクストDTです。
これは別名「ナイト季」と呼ばれるもので、「女の子を守ってやろう(包容力ある人が女の子は好きなんだろ?)」という意識が強くなる時期です。
これはDTがセルフプロデュースを考え出した時期で、いわば「巣立ち」の前兆とも言えるのです。
これがもう巣立った僕らからすれば、最高にウザくてウザくてしょうがない頃なのです。「生活に支障が出る」レベルまでいっちゃってます。
合宿とかでみんなでワーキャー女風呂をのぞいているのに、そいつだけ「あ。俺いいや」とか言って余裕だったり。
俺らは皮ついたままなのに、なんか女の子にだけ果物をむいてあげたり。
夏休みあけでちょっと太った女の子をからかってたら、「夏の思い出話」にむりやり持って行って、せっかくキャピキャピの空気だったのに、なんだか実の無い話の連続の空気にした上で、その子に「俺が空気変えてやったんだぜ」的な目配せをしてたのを目撃したり。
もー!なんなんだよ。思い出すだけで腹たってきた。
おまえ(DT)が女の子に優しくすると、相対的に俺らが優しくないみたいになるじゃねーか。
…しかし、ジャンプのキャラのDTっぷりに同調するでもなくドキドキするでもなく、ここまでイライラするっていうのは「ジャンプの対象年齢とのギャップ」がどんどん離れていっているって事なんでしょうね。
またいつか何かとからめて「忘れてはいけないDTの心意気」について書きたいと思います。










