こんばんは。
お久しぶりです。L・B・小川です。
唐突なんですが先日、沖縄に行って参りました。
私、沖縄が大好きなんです。ほんと、永住したいくらい。
そんで今回は色んな名所・旧跡を観に行ったり、ベタ~な観光地を回ったり、
先日お仕事でお世話になった方を含め、その会社の方と再会し、飲みに連れてってもらったりと、
それはもう心の底から沖縄ライフを楽しんだ訳なんですが。
そんな沖縄旅行の一番の思い出と行ったら、地元のおばちゃんとの触れ合いだったのです。
地元のおばちゃんと言っても、お土産物屋のおばちゃんですし、しかも帰京してからの話なんですけどね。
私、琉球グラスが好きでして。
ご存知ですか?琉球グラス。知らなかったら是非お父さんに聞いて見てください。
なんかきれ~な色で、涼しげ~、なんですよ。
「これでビール飲んだらサイコーだぜ!」とか「お、これは泡盛を飲むのに適している。っつーとこれを買って、泡盛も買わなくては!」とか思ってしまいます。
沖縄の中心地、マキシ公設市場の近くを歩いていると、その琉球グラスが結構なディスカウントで売られてるお店を発見!
どこ行っても同じようなのが売ってるんだから、少しでも安いほうがいいじゃんとばかりに飛び込んだところ、琉球グラスと共に、心を奪われるお土産が売っていたんです。
そう、それはシーサー!
シーサーを知らないお友達は是非お姉ちゃんに聞いてみよう。
今回、結構な数の名所・旧跡を回り、そこでガイドさんを付け、話を聞くと、沖縄は神様への信仰心がとても強いことが分かりました。まあ、そんな事しなくても、街のいたるところにシーサーがいますからね。
影響を受けやすい僕は、すっかりガイドさんから聞いて、神様への信仰心が強くなってしまっていたので、
どうしても買って帰りたかったのです、シーサーを。
で、そのお土産物屋さんで、頼まれてた分も含め、結構な数の琉球グラスを買ったあと、シーサーも下さいと頼んだわけなんですね。
そうなると結構な重さと、かさばり感があるじゃないですか。
もう、これは送るしかないと思いましてね。宅急便にしたんです。
送り先は3つ。
僕んちと、実家と兄貴夫婦の家。
で僕は、おばちゃんが間違うといけないから、買った品を全て並べて、「このグラス2個セットはここ、5個セットはここ、後は全てここ」と、品をシマ毎に分け、さらに送り状もその上に置いたのです。
そしてこうつけ加えました。
「で、さっき買ったあのシーサーも、ここ(僕んちの住所が書かれてある送り状を指さして)に送って下さいね。」と言いました。
おばちゃんは「あいあいよ~!」みたいな感じで元気に返事をしてくれました。
そう、シーサーは棚に飾って有ったので、このシマの中には入れなかったのです。多少ホコリを被ってましたから、おばちゃんが拭いてからいれてくれるとのことでした。
で、数日後、沖縄から帰った僕の元に、そのお土産物屋さんから荷物が届いたのです。
箱はかなり大きめ。これこれ!
嫌でも盛り上がる気持ちは、ライブ中のあややのよう(この比喩、意味なし)
もってきてくれた佐川急便のお兄さんにまで愛想よくしてしまう始末。
名前書いて、じゃ、どうも~なんっつってドア閉めて、箱を持ってみたら、めちゃ軽いんですよ。
「おっかしーなー」とその時思いました。だってシーサー買ったんだからそんな軽いはずないんですよ。
でも、僕はその時食事中だったから、まあ、取り敢えずメシだなんて言ってメシを食い始めたんですね。
そうしないと僕の大好きな「サッポロ一番 みそラーメン(通称ポロイチ)」が伸びてしまいますから。
でも、どーーーーしても気になるんですよ、あの軽さが。
で、ラーメンすすりながら送り状を見てみたんですよ。
そしたら僕の字で書かれた住所や宛名の他に、おばちゃんがあとから付け加えた「内容物 琉球グラス、シーサー」って書いてあるんです。
で、ほっとしたのも束の間、その下に「重量8kg」って書いてあるんです。
いやいやいやそれはねえ!
あきらかにそんなにねえ!もの凄いひょいって動くし。
で、もうポロイチなんてよくなって空けてみたら、見事にシーサーだけ入ってない、と。
それで早速電話ですよ、おばちゃんに。
僕「おばちゃん、先日シーサー買って送ってもらった者なんですけど。」
お「あー、覚えてるよ。」
沖縄訛りの優しい感じでおばちゃんは喋ります。
僕「今、届きました。」
お「ありゃ~、それは良かったねえ。」
僕「でね、シーサーだけ入ってないんですよ。おばちゃん忘れてないですか?」
お「おばちゃん、忘れないよ~。だってもうお店にシーサーいないもの~。」
これはどう考えてもおばちゃんは嘘を言ってないと直感で思いました。
じゃあ、実家か兄貴の家、どちらかに間違えていれてしまったんじゃないかと聞いてみたところ、
お「それは、分かんないさ~。じゃあ今、運送会社の人に聞いてみようねえ。」
と言って電話は切れました。
ここまででおばちゃんは一度も僕に謝らないのです。
別に謝って欲しいわけではなく、ただ、普通に東京でこのようなトラブルがあったとしたら、
お土産物屋の人は必ず謝ると思ったのです。「申し訳ございません!すぐに確認致します。」と。
そういう言葉が一切ないのです。
なんか不思議な感覚でした。
で、その後今度は沖縄の運送会社の人から電話がかかってきました。
その人は大変困った様子で、まるで東京の人のように対応してくれました。
僕は運送会社の人が間違うポイントは無いので、きっとおばちゃんがシーサーを僕の実家か兄貴の方へ間違って箱づめしてしまったんだろうといいました。
運送会社の人は「それでもこちらの責任になってしまうのです」と言い、さらに困り始めました。
さっきまでおばちゃんと話していた僕は、それが沖縄の人のスタンダードになっていますから、
こんなに焦って、こんなに責任感を感じ、自分のところのミスではないことが99.999%分かっていることでも
必死で僕に謝ってくれるおじさんに対して「この人は本当に沖縄の人なんだろうか」と思いました。
僕も、「もう本当に謝らないで下さい。多分実家かどこかにありますから。問題無いですから。」と言ってやっと電話は終わりました。
その後も運送会社の人から電話を頂き、
「そちらには荷物は到着していますけども、仙台は距離が遠いのでまだ到着しておりません」といった報告までしてくれたのです。
そんな時またおばちゃんから電話がかかってきました。
お「どう~?シーサーいた~?」
僕「いやーまだなんですよー」
お「あらそう~」
と、ここで初めておばちゃんに少し、イラっとした感情が浮かびました。
なんで運送会社のおじさんはあんなに必死になって、謝ってくれて、電話も数度くれているのに、
一番のミスった可能性の高いおばちゃんはのほほんとしてるんだ!と。
続けておばちゃんは言います。
お「どこ行ったんだろうねえ、シーサー。困ったねえ。どうしようか?」
普段の僕なら、ここで確実にカチンと来ていると思います。
「おまえがミスしたのに、どうしようはねえだろ!」と。
でもこの時は違いました。
おばちゃんは、謝る気は全く無いのですが(笑)、一緒に心配してくれて、悲しんでくれているのです。
僕は一瞬で怒りが落ち着きました。
もう笑って答えてました。
僕「どうしようねえ。まあなんとかなりますよきっと。」と。
そしたらその夜、親父から電話が有りお土産が届いたぞ、と。
で、その中にシーサーが入ってるかと聞いたら、入ってると。
悪いけど送り直してくんない、と頼み、無事我が家の玄関をシーサーが守ってくれています。
沖縄の言葉で「テーゲー」というのが有り、「いい意味でいい加減」ということだそうです。
まさに本場のテーゲーに触れた僕は羨ましくなりました。
もちろん自分の仕事や人間関係において、テーゲーにするつもりはありません。
しっかりと仕事をし、関わった人に迷惑のかからないよう、良い気持ちですごせるよう、今後ももっと精進しなくてはいけないと真剣に思っています。
その気持ちが有って、その上で、テーゲーな気持ちが有れば、それをみんなが持てば、最近の嫌な事件とかはだいぶ減るんじゃないかな、と思ったしだいであります。
またもや、無駄に長くなってしまいました。
最後に、あの運送会社のおじさんですが、やはり沖縄の人でした。
あれだけ心配だからまた明日にで連絡致します、とか言ってたのに、
それから一切電話ないですから。
それで僕は全然いいんですけど(笑)